MAINTENANCE

 

納車整備の一つであるフロントフォークオーバーホールを紹介致します。
Soil Magicではバイクを楽しく乗るための必須条件と考え、すべての販売車輌において徹底したプロの作業を致します。

 

フロントフォークを分解し各部の状態をチェック。
インナーチューブの点錆や曲がり、各パーツを清掃しながら慎重に点検を行います。

 

オーバーホールに必要なパーツは再利用せず、すべてKAWASAKI純正部品を使用し交換致します。

 

新旧トップキャップ、オイルシール、ダストシール

 

新旧メタル
写真ではわかりづらい部分ですが、古いメタルは擦り減っているのでこちらも交換しておくと安心です。

 

ドレンガスケットはもちろん、ボルト類も新品へ交換。

 

組み付け後しっかりとエア抜きをし
KAWASAKI純正マニュアルの規定値へオイル量をあわせます。

さらにSoil Magicのこだわりとしてノギスを使用し正確に計測。

 

最後にトップキャップの締め付けを行ない完成
ここでは工具とトップキャップの間にペーパーをあてトップキャップへの傷を防ぎます。

 

これによりキャップに傷がつくことなくしっかりと締め付けることができます。

今回、紹介しましたフロントフォークオーバーホールはSoil Magicの納車整備の中の1つのメニューとなっております。

また他店でご購入されたお客様で、フロントフォークのオイル漏れや走行中にハンドルがぶれる、ブレーキング時に挙動がおかしいなどの不安がある方は
点検やオーバーホールのみでの作業も受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

 

 

Soil Magic の販売車輌の納車整備1つであるのキャブレターオーバーホールをご紹介致します。

 

キャブレターオーバーホールで最も重要なことは
空気と燃料(ガソリン)の通路がが正常に通じているかとなります。

キャブレター不調時の主な症状は

○ アイドリングが安定しない
○ 信号待ちでエンスト
○ エンジンの吹けが悪い
○ スムーズに加速しない
○ キャブレターからガソリンが漏れる
○ エンジンがかからない

上記などがあげられ、見た目が綺麗であっても通路の詰まりにより正常な空気と燃料が送り込まれなくなり不調の原因となってしまいます。

 

写真は一見綺麗なキャブレターですが、外観の綺麗さだけでは内部はわかりません。

 

分解し各部を確認、ジェット類やチャンバー室に汚れがあることがわかり、
その場合キャブレター本体の空気や燃料の通路も詰まっていることが多いので入念にチェックし清掃します。

 

使用できるジェット類はキャブレタークリーナーなど使い丁寧に傷などチェックし掃除していきます。
ガスケットの再使用は一切出来ないのでKAWASAKI純正部品に交換。

 

ガソリン漏れなどを起こしてから交換することの多いフロートバルブも
Soil Magicではトラブルの原因になると考えKAWASAKI純正部品へ交換致します。

 

今回はダイヤフラム(写真上部)やフロート(写真中部)の破損などはなくそのまま使用することに。

 

空気と燃料の通路をしっかりと確認し各パーツを取り付け
KAWASAKIサービスマニュアルの規定値通りの数値に基づきにフロートの高さを合わせ組み付けを行います。

 

組み付け後、キャブレターにガソリンを流し漏れなどないか確認。
ここでガソリンなど漏れるようでしたら最初の作業へ戻り原因を辿ります。

 

最終チェックを終えたキャブレターを車体へ取り付け
ヴァキュームゲージを使い4気筒の同調を取り完成となります。

外装が綺麗で走行距離が少ない車輌であっても
最終型から10年以上が経過しているゼファーシリーズ。

バイクライフを楽しむためにも見た目だけで判断することなくしっかりと整備することによって
お客様に安心して乗ることのできる車輌を提供致します。

 

Soil MagicではPro Shopの拘りとしてすべての販売車輌で徹底した整備を心がけております。
ご購入をご検討のお客様で気になるポイントなどあれば
写真や動画でお送り致しますのでお気軽にお問い合わせください。

 

ガソリンコック

2018.12.14 | maintenance | soil

負圧式のガソリンコックは通常 ON/RES 時はガソリンは止まっていますが
経年により内部のゴムパーツ類の劣化でガソリン漏れを起こし気づかずに放置していると
外装パーツの劣化やキャブレターのオーバーフローなどのトラブルの原因となります。

Soil Magicでは分解し点検、ゴムパーツはすべてKAWASAKI純正部品を使用し交換致します。

 

新旧のゴムパーツ類
今回のコックはガソリン漏れを起こしてはいませんでしたが
右側の古いゴムパーツを見てみると、経年劣化で硬化、亀裂が見られ
これらが原因となりコックからのガソリン漏れを起こす可能性があります。

年式が経っているからといって放置していると大変危険です。

 

慎重に各部点検しながら組み付け、
ガソリン漏れがないことを確認し完成となります。

コックからのガソリン漏れは非常にゆっくり漏れていくことが多く
一見わかりづらい箇所でもあるので、ゴムパーツ類は交換してあると安心ですよね。

Soil Magicでは車輌入庫後、全車これらの作業を行っております。

購入後のトラブルを回避するためにも確認しておきたいポイントの一つであり
Soil Magicではお客様自身の目で漏れチェックも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

 

他店でご購入の車輌で不明な場合はお持ち頂ければ交換されているかチェック致します。
上記の作業だけでも承りますのでお気軽にお問い合わせください。