MAINTENANCE

 

本日はゼファー1100、キャブレターオーバーホールです。

久しぶりに乗ると調子が悪く、ツーリング帰りに急遽入庫となりました。

 

各部点検をしながら原因を探って行きましょう。

 

まずはプラグチェック

特に問題はなく、キャブレターのチェックへ。

 

 

キャブレターを分解し各部を確認すると、ジェット類やチャンバー室に汚れがあることがわかり、

これらが原因でアイドリングから全域で不調だったのでしょう。

 

使用できるジェット類はキャブレタークリーナーなど使用し丁寧に傷などチェックし掃除していきます。

ガスケットの再使用は一切出来ないのでKAWASAKI純正部品に交換。

 

ガソリン漏れは起こしていませんでしたが、

予防も兼ねてフロートバルブもKAWASAKI純正部品へ交換。

 

今回はダイヤフラム(写真上部)やフロート(写真中部)の破損などはなくそのまま使用することに。

 

空気と燃料の通路をしっかりと確認し各パーツを取り付け

KAWASAKIサービスマニュアルの規定値通りの数値に基づきにフロートの高さを合わせ組み付けを行います。

 

最終チェックを終えたキャブレターを車体へ取り付け

ヴァキュームゲージを使い4気筒の同調を取り完成となります。

ロードテストを行ない確認しお客様へ説明させて頂きました。

これでハイシーズンに向けて安心ですね。

 

キャブレター不調時の主な症状は

○ アイドリングが安定しない
○ 信号待ちでエンスト
○ エンジンの吹けが悪い
○ スムーズに加速しない
○ キャブレターからガソリンが漏れる
○ エンジンがかからない

上記症状が出た場合、出先で急に止まる可能性もあるので

早めのオーバーホールをおすすめ致します。

 

Soil MagicではPro Shopの拘りとしてメンテナンスや修理のお客様も

販売車輌と同様、徹底した整備を心がけております。

 

お気軽にご相談ください。

今回は車検で入庫のZEPHYR750 FINAL EDITIONへ

ヨシムラのPRO-GRESS 2を取り付けていきます。

猛暑日が続くなか、空冷バイクはオーバーヒートの心配がありますよね、

ヨシムラのテンプメーターは、これ一つで油温はもちろん、時計と電圧が同時に確認できる優れものです。

 

テンプメーター本体の取り付け位置は

イグニッションキーやブレーキ、クラッチマスターに干渉しない位置に取り付けます。

 

 

センサーはアルマイトのアルミが傷つかないように養生をして規定トルクをかけ締め付け。

 

電源の取り出しは配線をギボシに変更しタンク下で取り出します。

付属品でワンタッチコネクターが付いてますが、見た目も悪く信頼性が正直微妙なので当店では使いません。

Soil Magicではただオーダーのパーツを取り付けるだけでなく

トラブルの多いポイントなどは、あらかじめ対策を行ない

長く安心して乗ることのできる整備を心がけております。

 

 

カスタムや修理、車検なども受け付けております。お気軽にご相談ください。

走行中、リヤのバネ感が強く乗りづらいとのことで

ZEPHYR1100リヤショックオーバーホールをご依頼頂きました。

 

 

今回のお客様は遠方からのご依頼となり、郵送でのやり取りとなりますが

ご来店のお客様同様、現状~完成までしっかりと説明させて頂きます。

 

リヤショック下部のバンプラバーが劣化しなくなっている場合は

オーバーホール時期の目安となります。

バンプラバーが劣化等で無くなっている場合、リヤショックのフルボトム時に金属同士が当たることとなり

乗り味や乗り心地が悪いだけでなく、ライディング中の体への負担の原因となります。

 

 

 

Soil Magic ではリヤショックオーバーホール時

スプリングをお客様のお好みの色へカラーオーダーすることも可能となっております。

 

今回はスプリングをブラックペイントへ。

 

Soil Magicではバンプラバーはゴム製の物に交換し使用しており、

樹脂製のものに比べ紫外線等の劣化に強いことが特徴で樹脂製の物のように紫外線や経年劣化で

ボロボロになりなくなることがないので、バンプラバーとしての本来の役割を長く維持することができます。

もちろんプロショップならではの拘りです。

最終チェックを行ない組み上げ梱包し発送となります。

 

近年、ノーマルルックのゼファーの人気が上がってきている中

販売店の多くはは現状のまま販売し

本来の性能とは程遠いパーツが付いていることもしばしば。。。

 

Soil Magicではお客様に旧車だから、KAWASAKIだからと言うのではなく

バイク本来の楽しさを味わってもらうため妥協は致しません。

 

 

遠方のお客様でもなにかお困りのことなどあれば、

お気軽にお問い合わせください。