キャブオーバーホール
2019.10.13 | maintenance |本日はゼファー1100、キャブレターオーバーホールです。
久しぶりに乗ると調子が悪く、ツーリング帰りに急遽入庫となりました。
各部点検をしながら原因を探って行きましょう。
まずはプラグチェック
特に問題はなく、キャブレターのチェックへ。
キャブレターを分解し各部を確認すると、ジェット類やチャンバー室に汚れがあることがわかり、
これらが原因でアイドリングから全域で不調だったのでしょう。
使用できるジェット類はキャブレタークリーナーなど使用し丁寧に傷などチェックし掃除していきます。
ガスケットの再使用は一切出来ないのでKAWASAKI純正部品に交換。
ガソリン漏れは起こしていませんでしたが、
予防も兼ねてフロートバルブもKAWASAKI純正部品へ交換。
今回はダイヤフラム(写真上部)やフロート(写真中部)の破損などはなくそのまま使用することに。
空気と燃料の通路をしっかりと確認し各パーツを取り付け
KAWASAKIサービスマニュアルの規定値通りの数値に基づきにフロートの高さを合わせ組み付けを行います。
最終チェックを終えたキャブレターを車体へ取り付け
ヴァキュームゲージを使い4気筒の同調を取り完成となります。
ロードテストを行ない確認しお客様へ説明させて頂きました。
これでハイシーズンに向けて安心ですね。
キャブレター不調時の主な症状は
○ アイドリングが安定しない
○ 信号待ちでエンスト
○ エンジンの吹けが悪い
○ スムーズに加速しない
○ キャブレターからガソリンが漏れる
○ エンジンがかからない
上記症状が出た場合、出先で急に止まる可能性もあるので
早めのオーバーホールをおすすめ致します。
Soil MagicではPro Shopの拘りとしてメンテナンスや修理のお客様も
販売車輌と同様、徹底した整備を心がけております。
お気軽にご相談ください。