MAINTENANCE

 

本日はゼファー750セルクラッチ修理をご紹介致します。

冬の寒さでオイル粘度が固く、セルモーターにかかる負荷が大きいと、

セルクラッチは徐々に滑り出します。

寒い朝、セルボタンを押しても空回りしてしまう事はないでしょうか?

一度滑ると癖がついてしまい、次第にエンジンは掛からなくなります。

この作業はゼファー750、400の場合エンジンを降ろさなくても作業可能です。

1100の場合はエンジンを降ろし、クランクケースを半分に分解しなくてはなりません。

エンジン内部は日々のメンテナンスのおかげか、とても美しい状態でした。

後期型の強化品でしたが、セルクラッチ軸受レースにはしっかりと当たりがついていました。

癖がついてしまっている部品はすべて交換です。

回転方向を確認し、組付け完了です。

セルクラッチはゼファーシリーズは勿論、

ほとんどのバイクに採用されている構成部品です。

 

ソイルマジックでは

Kawasaki純正部品を使用して修理致します。

自社でトランスポーターを所有しておりますので、

既にエンジンがかけれなくなった場合でもお気軽にお問い合わせください。

オイル漏れ修理でお預かりしたゼファー1100RS。

修理前に他の異常がないか試乗してみると、前回調整したチェーンが早くも緩み

 

 

「がしゃがしゃ」

 

と音がなっていました。

 

 

こんな症状が出ていたら要注意です。

このままではチェーンが外れてしまうか、スプロケットの歯が折れるなどして走行不能となってしまいますので、チェーン/スプロケ交換を致します。

 

 

そしてこの機会に、チェーン/スプロケットサイズを530から520にコンバート。

 

520コンバートをするメリットは、

チェーン幅が小さくなる為、フリクションが減少し、押し引きが軽くなり燃費の向上が望めること。
もちろんコスト面も、同グレードで比べた場合530より520の方が優れています。

 

520にしても大丈夫なのかと心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、
現在のチェーンの進化によって520でも十分な耐久性が確保できるようになったため可能となった仕様です。

 

スプロケットは信頼ある国内メーカーのSUNSTAR。
チェーンはKawasaki H2Rでも純正採用されている“EK ThreeD”を使用。

 

チェーン、スプロケットの寿命は日々の調整、メンテナンスが重要です。

Soil Magicでは点検等も行いますのでお気軽にご予約ください。

 

また、ご予約にはLINEが大変便利です。

ホームページ右上のLINEアイコンからSoil Magic公式アカウントをお友達追加していただけると、簡単にお問い合わせが出来るようになります。

もちろん会話の内容は外部からは見られないようになっておりますので、安心してご活用ください。

オイル漏れ修理依頼

2020.02.22 | maintenance | nakashima

本日はゼファー750オイル漏れ修理。

こちらの車輌、他店にてボアアップカスタムをされたそうです。

 

 

後期型エンジンも綺麗にペイントされています。

肝心なオイル漏れを探すため、DAYNOSTARにて走行させます。

 

 

オイル漏れを発見させやすくする為、エンジンにカラーチェッカーを施し、

シリンダブロックの内側よりオイルが滲んでいます。

早速、分解します。

 


オイルラインを保持するOリングが切れてしまっています。

これは、ボアアップをする際スリーブを入れ替え、シリンダー面研をかける際Oリング溝も一緒に削ってしまう為、
溝が浅くなり、Oリングが切れたのだと考えられます。

規定してみると、O-リング溝が0.3ミリ足りませんでしたので、こちらもオイル漏れの原因です。

 

まだ原因がありそうなので、分解します。

 

 

スリーブには彫刻刀で彫ったような傷がありましたので、このスリーブは使用できません。

 

スリーブ交換を検討していましたが、更なる損傷を発見。

僅かですが、シリンダブロックが割れてしまっています。

スリーブも0.18ミリ沈み込んでいました。

この場合シリンダブロックも交換となります。

 

見た目には小さな損傷ですが、オイル漏れどころか、

このまま乗り続けるとエンジンブローしてもおかしくない損傷内容でした。

 

 

ソイルマジックでは

他店で購入されたバイク、カスタムされたバイクでも点検、修理お受け致します。

時間が無く、来店出来ない方も引き取りに伺いますので、お気軽にお問い合わせください。