ゼファーχ 【納車整備】キャブレタ
2020.02.14 | Blog |以前、ご紹介させていただきましたゼファーχ。
部品が揃ってきましたので、まずはキャブレタをオーバーホールの準備にかかります。
現状エンジンは掛かる状態ですが、
「本物のゼファー」
を体感していただく為、早速分解します。
内部の構成部品は毎日エンジンをかけている為、
比較的綺麗な状態です。
しかし、極小部品の端部にはガソリンが固まってできたワニスが付着しておりました。
針穴より小さなガソリン、エアー通路もありますので、このような汚れは完全に洗い流します。
こちらはキャブレタ同士を連結している部分#1、#2番のアップ写真ですが、
写真中央、1番大きなOリングにかなり亀裂が入っています。
ゼファーχのみに設定されているOリングで、750/1100には採用されていません。
その違いはバキュームバルブのエア通路が、ゼファーχの場合独立しているためです。
左はゼファー1100のキャブレタですが、吸い込み口上部に楕円のバキュームバルブエア通路があります。
ゼファーχには穴はありません。
代わりにキャブレタ上部にフィルタを設け、そこから空気を取り込んでいます。
経年劣化により、フィルタはボロボロになっていました。
バキュームバルブOリング、フィルタが正常でないと、
バキュームバルブはバラバラに動いてしまい、
吹けあがり不良になってしまいます。
ソイルマジックでは
Kawasaki純正部品を使用して整備、調整しています。
本日は部品を専用溶剤を使用して、目に見えない小さな汚れを洗浄し終わりとします。