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キャブレターオーバーホール【納車整備】

2019.02.05. | maintenance |

Soil Magic の販売車輌の納車整備1つであるのキャブレターオーバーホールをご紹介致します。

 

キャブレターオーバーホールで最も重要なことは
空気と燃料(ガソリン)の通路がが正常に通じているかとなります。

キャブレター不調時の主な症状は

○ アイドリングが安定しない
○ 信号待ちでエンスト
○ エンジンの吹けが悪い
○ スムーズに加速しない
○ キャブレターからガソリンが漏れる
○ エンジンがかからない

上記などがあげられ、見た目が綺麗であっても通路の詰まりにより正常な空気と燃料が送り込まれなくなり不調の原因となってしまいます。

 

写真は一見綺麗なキャブレターですが、外観の綺麗さだけでは内部はわかりません。

 

分解し各部を確認、ジェット類やチャンバー室に汚れがあることがわかり、
その場合キャブレター本体の空気や燃料の通路も詰まっていることが多いので入念にチェックし清掃します。

 

使用できるジェット類はキャブレタークリーナーなど使い丁寧に傷などチェックし掃除していきます。
ガスケットの再使用は一切出来ないのでKAWASAKI純正部品に交換。

 

ガソリン漏れなどを起こしてから交換することの多いフロートバルブも
Soil Magicではトラブルの原因になると考えKAWASAKI純正部品へ交換致します。

 

今回はダイヤフラム(写真上部)やフロート(写真中部)の破損などはなくそのまま使用することに。

 

空気と燃料の通路をしっかりと確認し各パーツを取り付け
KAWASAKIサービスマニュアルの規定値通りの数値に基づきにフロートの高さを合わせ組み付けを行います。

 

組み付け後、キャブレターにガソリンを流し漏れなどないか確認。
ここでガソリンなど漏れるようでしたら最初の作業へ戻り原因を辿ります。

 

最終チェックを終えたキャブレターを車体へ取り付け
ヴァキュームゲージを使い4気筒の同調を取り完成となります。

外装が綺麗で走行距離が少ない車輌であっても
最終型から10年以上が経過しているゼファーシリーズ。

バイクライフを楽しむためにも見た目だけで判断することなくしっかりと整備することによって
お客様に安心して乗ることのできる車輌を提供致します。

 

Soil MagicではPro Shopの拘りとしてすべての販売車輌で徹底した整備を心がけております。
ご購入をご検討のお客様で気になるポイントなどあれば
写真や動画でお送り致しますのでお気軽にお問い合わせください。